メタファーの境界

30代になった女の日記です。日常の肥溜めの上澄みみたいな感じ。

ホットケーキミックスと3月のライオン

2020年4月23日木曜日

昨晩Twitterで「ホテルオークラのスコーンレシピがおいしい」と言うツイートに触発されて、余らせていたホットケーキミックスを使って人生で初めてスコーンを作ってみた。粉と卵だけの適当な材料でもオーブンで焼くと外はカリッとなるし、中はふわっとするんだな。でも味はホットケーキミックスだった。見た目は可愛い。

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氷枕が届く。勝手に置き配指定にされていて、後から気づいて玄関を指定しておいたら知らない間に置いてあった。置き配初めてだけど便利だ。やたら大きいピンポン音にびっくりしなくて済む。これは素晴らしい。

 


夕方、ナースをやっている友達から「屋根のある所に住んでるか?」と電話がかかってくる。彼女は現在育休をとっていて、かわいい子供ちゃんはこの間1歳になったばかり。保育所に子供を預けられることが決まったので、もうすぐ復職予定だ。
しかし聞くと、保育所に預けられるのは働いている日のみらしい。つまり今の状況では、慣らし保育なしでいきなり本番になることが予想される。また保育園に受からなかったときの為に、元々育休を2年で申請していて、それを保育園に受かった為1年に切り替えている。変更申請は原則1回のみらしいんだけど、4月ごろ世の中の情勢を見て1ヵ月延長を申請して通っている。また伸ばそうと思うと3回目の変更申請になるためやりづらい。また市に書類を出す時期が5月なので、その兼ね合いもある(多分5月の時点で復職してないと今年は保育所に通えない、そして来年の抽選にも響くかも?)。プラス、育休中に手当てが出るのは原則1年までで、この一ヶ月は無給。原則なので調べたら手があるかもしれないけれど、職場に聞いたり手間が掛かって大変。さて次の選択肢をどうするか、そんな話だった。


順当に考えると、子供にはかわいそうだけど慣らし保育なしで保育所に預けて、5月に復職するというのがスタンダードなルートなんだろう。でもこんな世の中だし、もし可能なら子供を外に預けずに自分が休職して、子供を手元に置いておきたい、かつその間育休手当てが欲しいと考えるのは当たり前だ。


私と全く違うレイヤーの話。働いたり子供を持ったりしている人は、私とは違う次元で大変なのだ。誰だってお金がほしいのは一緒なんだな。

 

 


2020年4月24日金曜日
10時過ぎに起きる。携帯をいじりつつホットケーキミックスで焼きドーナツを作った。食べながら「3月のライオン」がマンガワンという小学館のアプリで無料公開されているので読み進める。

複雑な家庭環境に育った、高校生で将棋のプロをしている男の子の話。一人暮らしの彼を助けてくれる近所の家族や、将棋界の人たちとの人間関係を描いている。


内容がすごく真面目で、やらなければいけない事に向かってきちんと勉強している主人公の話だ。「やらなければいけない事」が明確であること、それで生活をまかなっていること、どうやったら強くなれるのか、勉強法を理解していること、またそのために努力できること。そんなものがちゃんとある人、世の中にどれくらいいるんだろう。読んでいると嫉妬心が湧いてくる。私は今挙げたこと、全部持ってない。それを簡単に成し遂げられるのがサラリーマンをやることなんだろうけど、そこからあぶれてしまった。


よく「やりたいことがわからない」と言うけれど、私は「できることがわからない」。できることがわかっていて、そのために努力でき、かつ、それで生活ができる。これってすごいことだ。でも「普通の人」って最低限これがこなせている人のことを指すんだよね。私は普通の人になれそうもない。

 

金髪にしたいな。でも、社会的に受け入れられないことがわかっているから金髪にする決心がつかない。でも、普通の人になれそうもないことがわかっているなら、そんな事は本当は関係がないはずなのに。でも普通の人じゃない稼ぎ方を確立できるまで金髪にはできないと思っている。多分それが私の悪いところなんだろう。