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メタファーの境界

20代女の日記です。日常の肥溜めの上澄みみたいな感じ。

なんでもそんなに本当は安くない

昨日の続き。会社で感じたことについて。

 

すごーく大きな問題で、私では解決策が見つからないことも感じた。
メインはBtoCの会社だったから、一般のお客さんとメールとか電話でやりとりするんだけど、オーダーメイドの商品を1万円以内で1ヶ月以内でつくれっていうメールもらったりとか。「無理でしょ!」的な内容、ちらほらあった。
扱ってる商品、それなりに高額だったけど、それは額だけ見るから高いだけで、完成までにかかってる手間考えたら安いものばかりだったと思う。それでも、会社として利益が出るんだよ。それはつまり、安さを支えてくれてる人達がいるんだよ。それは国内外問わない下請けの拘束時間と技術の結晶なんだよね。

 

上述の「オーダーメイドの商品を1万円以内で1ヶ月以内でつくれっていうメール」ってのと、世の中の出来事って案外リンクしてる。

 

たとえば、こないだ高速バスで事故っちゃった運転手さんは身寄りのない65歳の方ってのがあった。申し訳ないけど、65歳でバスの運転手さんやってた方は低所得だと思う。安さはそういう人たちが支えてくれてる。

 

消費者は安さを求めるよね。企業は応えようとするよね。
結果負のスパイラル。その企業で働く人は低賃金になる。
じゃあ企業が安くしなかったらよいの?ってのも解決にならないよね。

 

消費者もそれなりの金額を出さないと買えないものって感覚を持って
企業も安請け合いしないで、
働く人も搾取されない

 

ってどうやってつくれるんだろうなって、思う。

 

他の国がどうかはよくわかんないけど、
日本ってまだまだアジアのちっさな島国で、文明ばっかり育って、文化が育ってないよね。

 

ものはどこから来て何を思い作られ、手元にやってくるのか。その過程に何人の人がいてどれだけの行程を経ているのか、感覚的な理解が消費者にない。そして、消費者自身も搾取される働く人だったりする。


そういうのを抜本的に解決するのって美術教育が一端を担っていると思うけど、世の中の美術の先生はそんなこと考えたこともないと思う。

 

私の友達も美術の先生何人かいるけど、目の前の生徒と向き合うにはどうしたら良いかって話しかしないし、私自身も美術の教員免許持ってるし、どんなものでもたくさんの人の手がかかっているなんてこと知ってる。けど、ものの価値に対しての感覚が世の中と繋がってることは理解してなかった。

 

まあ企業とのやりとりでも「無理でしょ!」ってことはたくさんあるのだけど(前職の代理店なんてほんとそうだし)、これが個人でも要求されるってのが驚いた。

 

BtoCのメーカーで働かないとこんな感覚を得ることはできなかったと思う。

私もアジアのちっさな島国の人間なのだな、と思う。


「ボタン押したら商品出てくるって思ってるお客さん、多すぎ」ってよく受注のおねーさんが言ってた。


(・ω・)


ベーシックインカムまでの道のりは長いなー…笑