メタファーの境界

30代になった女の日記です。日常の肥溜めの上澄みみたいな感じ。

オタクが片付けして物を持たなくなった話

明けましておめでとうございます。会社の年賀状リストで「喪中」にしてきたので会社では言わない方が良いかもしれないのでこちらで言います。年賀状送るの、もう止めにしたくて…

実家を出て初めての年越しでした。大晦日の晩に自転車で走ってたらやけに静かで、「おお、これが年越しの町なのだな…」と新鮮な感覚を味わいました。交通量が増えるイメージだったけど、みんな家で紅白とか見てるからだろうか。今までは家にいたり、そもそも人口が少ない所に住んでたから外に変化があることが新鮮だったのですな。

 


今年の目標は禁酒かな。苦笑

 


毎年そうだけど、なかなか大掃除をする気分にならない。それなりに汚い部屋で過ごしてしまう。あまり物がない部屋にいるのもあるけど。

 

物を持たない人のことをミニマリストって呼ぶんですね。去年の流行語の中にも入ってたけど、結構最近知りました。「物を持たない」ってことがジャンルとして確立して分類名が付いているのですな。いつからだろうか。

 

リビング空っぽ、みたいなバリバリのミニマリストの人からしたら到底及ばないけど、私もその気があります。もともとはゲームオタクで物に溢れた生活をしてて、片付けもすんごい苦手だったけど、ファミリーコンピュータからWiiまでのハードとそれなりに数あるソフト(任天堂信者だった)、何年分ものゲーム雑誌、同人誌に、絵を投稿する雑誌、マンガ、OVAとか、ほぼほぼ捨てたり売ったりして処分しました。自分が描いた絵も随分捨てたなあ。捨てて捨てて実家には自分のものは残さないようにして、今の1Kの部屋にあるものが自分の所有物のすべてになった。あ、Wiiゼル伝スカイウォードソードがやりたくて連れてきたけど。

 

片付けの本って、本屋行ったら棚一面陣取るくらい種類が出てるんですね。英会話とダイエットは搾取するビジネスだって聞いた事あるけど、片付けもここに属するのでは。どれだけ片付けの本読んでもむしろ本増えて片付かないと思うんだけど…(・ω・)

 

個人的に部屋を片付けられたのは、「収入が少なくても(狭い部屋にしか越せなくても)自分の荷物を残さず実家を出たい」ってのと、まだ達成してないけど「いつか海外で生活してみたいなー」ってのがあったから。物を減らさないとこの二つの選択肢を選ぶところまでも行かないな、と思ったし、じわじわオタクなことから興味がなくなって、今まで集めてきたものの愛着が薄れてきて、この二つの欲求の方が大きくなった。それが一番の要因だと思う。


なんで部屋が片付かないか人によると思うけど、物を抱えなきゃいけない趣味だと片付けは捗らない。プラス、どうして片付けたいのか、動機があった方が良い。大概の人はここが大きいのではないのだろうか…(・ω・)

 

だから自分の趣味が物を抱えないと満足できないものなら部屋片付かなくていいと思うんだよね。部屋散らかっててもいいんだよ。オタクの私はそうだった。
多分それでも片付けたい人は片付けの前に自分の趣味に対するコンプレックスとか、そっちを疑った方が良いのでは…(・ω・)


掃除するか。